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| 2006年の約一年前、この舞台(芝居)の批評を「Outlook」に下書きしたのを公開します。(シスカンパニー(株)の会員になるのと、会場の舞台アンケートをかねて郵送した。)
 (観覧日 2006年9月28日(木)夜 S列17番)
2006年8月30日(水)の読売新聞夕刊の「青木豪さん」の記事を読で、飼育員が動物虐待!?なのかと思った。それは絶対にありえないだろうと思っていたが、読んでいるうちに、飼育員の「子供なのかっ。」ということで納得した。
ずばり書いてしまうと、この舞台を総合的に観て点数をつけるとしたら、100点満点中、50点。(読売新聞、プレゼントコーナーの招待券に当選したので無料だった。)6800円(税込み)を払ってまで観ようとは思いません。いや観るとしたら、その半額が妥当だろうと思う。
新聞欄に、「平凡な日常の影に潜む事件や微妙な人間関係をリアルな会話で描くのが青木の作風。」と書いてある。この芝居を観てその通りだと思う。
この芝居を見続けているうちに、何か物足りないと感じた。もう少し内容を含まらせて欲しいというか、プラスαがない。動物虐待、なぜ家(うち)の子供が、どうして動物をいじめるのか?人それぞれの悩みを打ち明けるまではいい。ではどうしたらいいのか?何か解決策はあるのか?そこまで描かれてはいない。
それは女性飼育員、岡田(杉田かおる)、前夫・越野(段田 安則)、副園長、菅原(高橋克実)との三角関係にもあらわれている。この物話に、三角関係は必要だったのだろうか?話を面白くするために入れただけで、あまり重要性は感じなかった。もっと3人を、舞台上に走りまわせたら、面白かったのに。どうせなら、復縁を迫る話よりも、動物虐待の問題に対して、3人との絡み(=台詞の応酬)を堀り下げるべきだったのではないか。動物虐待にしても、三角関係にしても、中途半端だったと思う。
岡田(杉田かおる)の「私は息子(名前忘れました。)から逃げようとしていた。」←確かこんな台詞だったか?は印象に残った。「前夫・越野」⇔「副園長、菅原」つまり「段田さん」と「高橋さん」との配役は、逆の方が面白いと思ったが。起承転結の「結」で、獏の妊娠という希望を持たせた終わり方は良かった!
舞台美術(チラシ、ポスター含む)はいい感じ。照明は普通。演出、衣装に関しては100点満点!ぬいぐるみは良くできている。舞台は上演時間が長ければ長いほど、ダラダラして飽きてきてしまう(=あくびがでる)ものだが、一切それはなかった。静→動→静→動と役者の使い方も上手かったし、キャラクターも立っていた。どの役者さんも楽しんで演じていて、生き生きと演じていた。(←これはものすごく重要)。
印象に残った出演者は、「杉田さん」「段田安則さん」「高橋克実さん」の3人ではなくて、実はこの2人。→「マギーさん」がいとこどりだし、「池谷のぶえさん」は強烈だった!スタンディングオーベーションもなく、2回目に出演者が出てくる前に、お客が足早に帰ろうとしていたのは、やはり作品自体に「グッ。」とくるものがなかったのだろうと思う。今後の青木さんの課題だろう。
余談。この舞台の客層は、男女比は3対7で女性が多い感じ。それも中高年の女性が圧倒的と感じた。この戯曲を観て中高年の女性は「ピンッ!」とくるのだろうか?もっと若い人に観て欲しい作品だと思われるが。この日しか知らないが、客席はほぼ満席。
映画やTVドラマと違って、直接俳優が見られるので、たまに舞台はいいなぁ〜と思う。(舞台を観るのは、これで6回目。)出演者やスタッフ達のチームワーク、仲間意識、連帯感、充実感、満足感、達成感など、そいううことは、いつも、うらやましいな〜と感じる。それは、物作りに携わる人たちの特権だろう。
次回は、俳優「高橋克実さんを語る。」です。
| | 2007/09/08 04:29|舞台(芝居)|TB:0|CM:0|▲
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