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| これ一冊あれば、すべてがわかる。(ただし、第24話だけは、欠番、非公開。)
「怪奇大作戦」について、なにを今更という読者もいるのではないか。
「怪奇大作戦」で検索すれば、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から、個人のホームページもある。上に取り上げた、本(初版には、徹底研究所!!という帯がついている。)まで、発売されている。アマゾンのカスタマーレビューもついでに読めるので、「書く事がないっ!」と、前置きした上で、違った視点で書きたいと思う。
このシリーズ全話を、「起承転結」(4つに分けると、わかりやすい。)に置き換えると、どの作品も「起」の部分、つまり、「ツカミ」(=視聴者を惹きつける、興味を持たせる演出。)の部分が、巧いのだ。 3例挙げると、(「起」の部分を簡潔に書きます。)
第5話「死神の子守唄」 何者かに追われて、夜道を逃げる女が、黒い影に銃口を向けられ、突然凍結死! 第9話「散歩する首」 バイクでツーリングに出かけたカップルが、闇夜の峠で、空中に浮かぶ女の生首を目撃した後、恐怖に怯えた男が、運転を誤り、山道から転落して、バイクは炎上! 第16話「かまいたち」 人気のない夜道を一人の女が歩き、後ろから何者かの影を、感じた女は足早に駆け出す。橋の途中で突然、風の音が聞こえたかと思った瞬間、女の体はバラバラに!
この3作品に限らず、どの作品も、「何が起こったんだっ!その後どうなるのかっ!」と視聴者を、釘付けにしてから、オープニング曲が、かかる。
この時代はテレビのリモコンがなく、チャンネルを回すには本体のつまみを回さないといけなかった。今では、リモコンでチャンネルをすぐに変えられて(=飛ばされて)しまう。さらに、この頃と違って、チャンネル数が、増えたばかりでなく、インターネット、TVゲーム機(携帯ゲーム機含む。)等、家庭内の「娯楽」が、たくさんあるので、ただ、テレビを点けているだけで、真剣に見ない。適当に見ているだけ、ながらで見ている。あるいは、テレビそのものを見ない人が増えたと思う。(つまらない番組が多い、という理由もある。)
だから、今こそ、「TVドラマ」は、「起」の部分、つまり「つかみ」の部分は、かなり重要だと思う。「TVドラマ」に限らず、「舞台(芝居)」「映画」なども、そうだろう。
第1話目が勝負というより、CMに入るまでの(約50分ドラマなら)最初の5分〜15分を、どういう脚本+演出にするかが、大事だと思う。早々に視聴者が、「つまんね〜」と判断したら、もう、そのチャンネルにあわせてはくれない。
1話完結の50分ドラマ、特に特撮番組25分の中に話の展開をどれだけ面白くし、凝縮できるのか。それが出来る脚本家は、今少ない気がするのだが。
作家「逢坂 剛」氏は新聞で、こう書いている。
「小説の基本は短編にあり、短編を書く技術さえ身に付けば、長編は黙っていても書ける。」のだそうだ。「若い頃、短編を書く修行をし、長編のための助走であった。」とも書いている。
それは、「小説」に限らず、「舞台(芝居)「映画」「TVドラマ」「アニメ」などの「脚本」にも、あてはまると思う。
次回は、(封印作品、欠番、非公開作品)第24話「狂気人間」だけ、クロスレビューします。この作品だけは、触れておきたい。
| | 2007/11/09 04:31|特撮|TB:0|CM:0|▲
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