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| 「マー先のバカ」というのは85年に11歳で高層団地から投身自殺をした少年、杉本治君の日記、詩、作文、絵、遺書がまとめられた本。(今は絶版だがアマゾンコムでは中古本として買えます。)
11歳で自殺!?ということで、約20年前にワイドショーの番組でも大きく取り上げた。マー先というのは先生の名前。マンション(手すり?消火栓の赤い箱?)に走り書きに黒マジックで「マー先のバカ」と書いて身を投げた。
なぜか、この少年の書いた本が気になって当時、図書館で借りた。この本の中で、今でも頭にこびり付いて離れない詩がある。印象に残ったので取り上げた。(ネットで探したら見つかった。)
「テスト戦争」
紙がくばられた みんなシーンとなった テスト戦争の始まりだ
ミサイルのかわりにえん筆を打ち 機関じゅうのかわりに消しゴムを持つ
そして目の前のテストを敵として戦う 自分の苦労と努力を、その中にきざみこむのだ
テストが終わると戦争も終わる テストに勝てばよろこび
負ければきずのかわりに不安になる テスト戦争は人生を変える苦しい戦争
これが小学5年生の書いた詩だろうか。学校に、先生に、今の教育に対しての痛烈な皮肉だ。いやパンチを浴びせたと言っていいだろう。
ミサイル⇔鉛筆 機関銃⇔消しゴム 驚くべき感性、驚くべき才能だと思う。 他にも短文ながら、こんな見方をしている。目の付け所が鋭い。特に「時計」と「影」
「おまえらいったいなにもんだ!!」 (「仲間」) 「ちり」 (「人間」) 「つらい、ずつう、はき気」 (「げんじつ」) 「耳がふさげない。音が消えない。/さけびたい」 (「ざつ音」) 「さっき言ったことばは/もうもどってこない」 (「時計」) 「僕が死んでも君は、ただじっと動かない」 (「影」)
勉強してどうなるのか、やくにたつ、それだけのことだ、勉強しないのはげんざいについていけない、いい中学、いい高校、いい大学、そしていい会社これをとおっていってどうなるのか、ロボット化をしている。こんなのをとおっていい人生というものをつかめるのか。
大人という者、大人の社会を冷めた目で見ている。屈折しているとも歪んでいるとも違う。単純ではあるが純粋でもある。失望しているのではなく絶望しているのだ。しかも10歳にして。
マー先という先生は、この子供の才能に気がつかなかったのだろうか?先生に誉めてもらえれば自殺せずに済んだかも知れないのに。
誉めて人は伸びるという。劣等感を抱くなら、多少自惚れても優越感を感じたほうが、まだいい。(ましだ。)親が、先生が、大人が、子供が小さい時に、この子は○○の才能があると見つけて(見付け出して)欲しい。
| | 2008/03/16 09:16|未分類|TB:0|CM:0|▲
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